青色申告で電気代を経費の経費計上する場合、青色申告の損益計算書の「水道光熱費」の欄に、今期発生した電気代を記入して終わりです。

 

電気代の勘定科目は「水道光熱費」です。

 

今期発生した電気代は、必ず按分してください。
按分しないと、税務調査が入ったら、突っ込まれて追徴される可能性があります。

 

按分割合ですが、個人事業主で、オフィス謙自宅の場合、20%程度に留めておくと良いでしょう。
按分割合が高すぎても、税務調査が入ったら指摘される可能性が高いです。

 

以下、順を追って説明していきます。

 

青色申告で必要な書類は?

以下の3つの書類が必要です。

確定申告書B 第一表、 第二表  添付書類台紙

詳しくは、『国税庁が公表している確定申告書B』を御覧ください
青色申告で確定申告をされる方も、白色申告で確定申告をされる方も、どちらも「確定申告書B」を使用します。
私の顧問税理士は、略して「申告書」と呼んでいます。

「確定申告書B」に添付する各種控除関係の書類

詳しくは、『国税庁が公表している確定申告書B』を御覧ください

★所得税青色申告決算書(ここに電気代を記入!!)

青色申告で電気代を経費計上する場合は、この書類に記入します。
所得税青色申告決算書は、以下の3つの書類から構成されています。

青色申告の損益計算書(ここに電気代を記入!!)

青色申告の減価償却費の計算書

青色申告の貸借対照表

 

詳しくは、『所得税青色申告決算書(一般用)【平成25年分以降用】』を御覧ください。

 

電気代は、所得税青色申告決算書の青色申告の損益計算書の水道光熱費の欄に記入します。

青色申告の損益計算書の水道光熱費の欄に今期発生した電気代を記入

以下の手順で、電気代を青色申告の損益計算書に記入します。

①総勘定元帳を作成する

②青色申告の損益計算書の水道光熱費の欄に今期発生した電気代を記入

①総勘定元帳を作成する

総勘定元帳の中に、勘定科目「水道光熱費」を用意して、毎月かかった電気代を記入していきます。
期末に、今期発生した電気代の合計額を事業割合で按分して、今期計上する電気代を計算します。
書き方につきましては、後述します。

電気代の按分割合は控えめに設定しましょう

按分割合とは、事業に使用した割合のことです。

 

私の顧問税理士は、按分割合ではなく事業割合と呼んでいます。
どちらも、意味は同じです。

 

自宅謙オフィスの場合を想定して、話を進めます。

 

電気代の場合、事業に使用するのは、照明とパソコンを動かすのに要した電気代でしょう。
冷蔵庫・洗濯機・炊飯器・コタツ・電気ストーブ、といった生活するのに要した電気代は、事業には関係ありません。
ということは、電気代の殆どが、事業として使用したことにはならないはずです。
ですので、自宅謙オフィスの場合は、電気代の按分割合(事業割合)は、20%程度と控えめにしておくのが懸命でしょう。

 

欲張って、電気代の按分割合を50%と高めにしてしまうと、税務調査に入られた場合、税務署職員に突っ込まれる恐れがあります。

 

逆に、按分割合を20%と控えめにしておけば、税務調査に入られても、「按分割合を控えめにしておきました」と言えば、正直に会計処理をしているという印象を持たせることが出来るかもしれません。

 

ですから、電気代に関しては、なるべく控えめに按分割合を設定しましょう。

総勘定元帳への電気代の記入例

会計年度が1月1日~12月31日であると想定して話を進めていきます。
ちなみに、法人でない限り、つまり、青色申告をされている個人事業主は、全員、会計年度が1月1日~12月31日です。

 

以下、総勘定元帳への簡単な記入例を示します。
これを真似すれば、電気代を青色申告の損益計算書に記入することは出来るはずです。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 水道光熱費

1.31 電気代 13,246 残高 13,246
1月計 13,246

2.28 電気代 8,950 残高 22,196
2月計 8,950

3.31 電気代 8,055 残高 30,251
3月計 8,055

4.30 電気代 8,592 残高 38,843
4月計 8,592

5.31 電気代 9,722 残高 48,565
5月計 9,722

6.30 電気代 8,046 残高 56,611
6月計 8,046

7.31 電気代 8,330 残高 64,941
7月計 8,330

8.31 電気代 10,648 残高 75,589
8月計 10,648

9.30 電気代 8,081 残高 83,670
9月計 8,081

10.31 電気代 8,959 残高 92,629
10月計 8,959

11.30 電気代 14,911 残高 107,540
11月計 14,911

12.31 電気代 10,271
電気代 事業割合20% -92,429 残高 23,562

今期末の残高 23,562

以上、簡単な例を示しました。

電気代の金額の調べ方

口座振替や銀行振込で電気代を支払っている方は、預金通帳に印字されている金額を総勘定元帳に記入してください。

 

クレジットカード払いで電気代を支払っている方は、CSVファイルをパソコンにダウンロードして、CSVファイルに入力されている電気代の金額を総勘定元帳に記入してください。
CSVファイルは領収証とみなされるので、データを削除せずに、フラッシュメモリなどに大切に保管しておいてください。

 

コンビニ払いで支払っている方は、払込書の控えに印字されている金額を総勘定元帳に記入してください。
払込書の控えは領収証ですので、捨てずに大切に保管しておいてください。

 

領収証の保管期間は、青色申告の場合、7年と決められています。
詳しくは、国税庁HP『記帳や帳簿等保存・青色申告』を御覧ください。

②青色申告の損益計算書の水道光熱費の欄に按分後の電気代を記入

総勘定元帳への記入が終わりましたか?

 

終わりましたら、後は、総勘定元帳に記されている電気代の今期末の残高を、青色申告の損益計算書の水道光熱費の欄に記入して終わりです。

 

先程の総勘定元帳への記入例を使用して、青色申告の損益計算書の水道光熱費の欄に記入して見ましょう。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 水道光熱費
12.31 電気代 10,271
電気代 事業割合20% -92,429 残高 23,562

今期末の残高 23,562

 

以上で、青色申告での電気代の計上は終了です。

青色申告の電気代の記入方法のまとめ

青色申告で電気代を経費計上する場合、以下の2つのステップを踏みます。

①総勘定元帳を作成する

②青色申告の損益計算書の水道光熱費の欄に今期発生した電気代を記入

たった2つだけですね。
水道代や暖房代も、勘定科目が「水道光熱費」ですので、同じ要領でやれます。

 

ただし、事業割合で按分するのをお忘れなく。

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