青色申告でガソリン代を経費計上する場合、青色申告の損益計算書に、今期支払ったガソリン代を記入するだけです。

 

そのために、総勘定元帳を作成します。
総勘定元帳に燃料費の勘定科目を用意して、今期支払ったガソリン代を、一つ一つ記帳していきます。
そして、会計年度末に、按分割合を乗じて、今期支払ったガソリン代を計算します。

 

その計算結果を、青色申告の損益計算書に記入して終わりです。

 

以下、順を追って説明していきます。

 

青色申告で必要な書類は?

以下の3つの書類への記入が必要です。

確定申告書B 第一表、 第二表  添付書類台紙

 

詳しくは、『国税庁が公表している確定申告書B』を御覧ください

 

青色申告で確定申告をされる方も、白色申告で確定申告をされる方も、どちらも「確定申告書B」を使用します。
私の顧問税理士は、略して「申告書」と呼んでいます。

「確定申告書B」に添付する各種控除関係の書類

 

詳しくは、『国税庁が公表している確定申告書B』を御覧ください

★所得税青色申告決算書(ここにガソリン代を記入!!)

青色申告でガソリン代を経費計上する場合は、この書類に記入することになります。
所得税青色申告決算書は、以下の3つの書類から構成されています。

青色申告の損益計算書(ここにガソリン代を記入!!)

青色申告の減価償却費の計算書

青色申告の貸借対照表

 

詳しくは、『所得税青色申告決算書(一般用)【平成25年分以降用】』を御覧ください。

 

ガソリン代は、所得税青色申告決算書の青色申告の損益計算書の以下の欄に記入します。

青色申告の損益計算書にガソリン代を記入

以下の手順で、ガソリン代を収支内訳書に記入します。

①総勘定元帳を作成する

②青色申告の損益計算書の空欄に「燃料費」を新規作成してガソリン代を記入

①総勘定元帳を作成する

総勘定元帳の中に、勘定科目「燃料費」を用意して、毎月かかったガソリン代を記帳していきます。
期末に、今期発生したガソリン代の合計額を事業割合で按分して、今期計上するガソリン代を計算します。

ガソリン代の按分割合:私は80%

按分割合とは、事業に使用した割合のことです。
私の顧問税理士は、按分割合ではなく事業割合と呼んでいます。
どちらも、意味は同じです。

 

私の場合、按分割合を80%としています。

 

総勘定元帳へのガソリン代の記入例

法人でない限り、つまり、青色申告をされている個人事業主は、全員、会計年度が1月1日~12月31日です。
会計年度が1月1日~12月31日であるという前提で話を進めます。

 

以下、総勘定元帳への簡単な記入例を示します。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 燃料費

1.10 ENEOS ガソリン代 4,817
1.21 ENEOS ガソリン代 5,000
1月計 9,817 残高 9,817

2.7 ENEOS ガソリン代 3,000
2.22 コスモ石油 ガソリン代 3,000
2月計 6,000 残高 15,817

3.7 ENEOS ガソリン代 2,000
3.25 ENEOS ガソリン代 3,000
3月計 5,000 残高 20,817

4.9 ENEOS ガソリン代 5,000
4.26 出光 ガソリン代 2,000
4月計 7,000 残高 27,817

5.10 ENEOS ガソリン代 3,000
5.27 ENEOS ガソリン代 2,000
5月計 5,000 残高 32,817

6.11 ENEOS ガソリン代 4,000
6.28 ENEOS ガソリン代 1,000
6月計 5,000 残高 37,817

7.12 ENEOS ガソリン代 2,500
7.29 コスモ石油 ガソリン代 1,500
7月計 4,000 残高 41,817

8.13 ENEOS ガソリン代 3,500
8.16 出光 ガソリン代 1,500
8月計 5,000 残高 46,817

9.12 ENEOS ガソリン代 4,500
9.15 ENEOS ガソリン代 1,500
9月計 6,000 残高 52,817

10.11 コスモ石油 ガソリン代 3,500
10.16 ENEOS ガソリン代 1,500
10月計 5,000 残高 57,817

11.10 ENEOS ガソリン代 3,500
11.16 ENEOS ガソリン代 1,500
11月計 5,000 残高 62,817

12.9 ENEOS ガソリン代 4,500
12.16 出光 ガソリン代 1,500
12月計 6,000 残高 68,817
ガソリン代 事業割合80% -13,763 残高 55,054

今期末の残高 55,054円

以上、簡単な例を示しました。
後は、青色申告の損益計算書に、「今期末の残高」を記入すれば、終わりです。

ガソリン代の金額の調べ方

現金払いでガソリンを入れている方は、レシートに印字されている金額を総勘定元帳に記入してください。

 

クレジットカード払いでガソリン代を支払っている方は、CSVファイルをパソコンにダウンロードして、CSVファイルに入力されているガソリン代の金額を総勘定元帳に記入してください。
CSVファイルは領収証ですので、データを削除せずに、フラッシュメモリなどに大切に保管しておいてください。

 

領収証の保管期間は、青色申告の場合、7年です。
詳しくは、国税庁HP『記帳や帳簿等保存・青色申告』を御覧ください。

②青色申告の損益計算書の空欄に「燃料費」を新規作成してガソリン代を記入

総勘定元帳へのガソリン代(燃料費)の記入が終わりましたか?

 

終わりましたら、後は、総勘定元帳に記されている燃料費の今期末の残高を、青色申告の損益計算書に記入して終わりです。

 

青色申告の損益計算書の空白欄に「燃料費」と書いて、そこに、総勘定元帳に記されている燃料費の「今期末の残高」を記入します。

 

先程の総勘定元帳への記入例を使用して、青色申告の損益計算書の燃料費の欄に記入しましょう。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 燃料費

12月計 6,000 残高 68,817
ガソリン代 事業割合80% -13,763 残高 55,054

今期末の残高 55,054円

以上で、青色申告でのガソリン代の計上は終了です。

青色申告のガソリン代の記入方法のまとめ

青色申告でガソリン代を経費計上する場合、以下の2つのステップを踏みます。

①総勘定元帳を作成する

②青色申告の損益計算書の空欄に「燃料費」を新規作成してガソリン代を記入

たった2つだけです。
事業割合で按分することを忘れないようにしてくださいね。

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