ホテル代の帳簿への記帳方法と、確定申告のやり方を、白色申告と青色申告、両方に対応できるように紹介します。

 

まず、今期発生したホテル代の領収証を収集します。
そして、それらを帳簿である総勘定元帳に、1つ1つ丁寧に記帳します。

 

総勘定元帳への記帳が終わりましたら、後は、青色申告と白色申告それぞれの書類に記入して終わりです。

 

青色申告の場合は、青色申告の損益計算書の旅費交通費の欄にホテル代を記入します。

白色申告の場合は、白色申告の収支内訳書の旅費交通費の欄にホテル代を記入します。

 

以下、順を追って説明していきます。

 

経費として認められるホテル代とは

事業で使用したホテル代が経費として認められます。

 

旅行などで使用したホテル代は、経費として認められません。

 

ホテル代の領収証を受け取れる場所

ホテル代を経費計上するなら、領収証が必要です。
ホテル代の領収証を貰える場所は、以下の2つです。

ホテルの受付

現地のホテルで決済した場合、ホテルのフロントロビーで、領収証を発行してもらえます。

クレジットカード会社のHP

例えば楽天トラベルの場合、楽天トラベル内でクレジットカード決済したら、楽天トラベル内でホテルの領収証のPDFファイルを印刷できます。
PDFファイルは紙に印刷して、保管しましょう。

ホテル代を総勘定元帳の旅費交通費欄に記帳する

今期事業で使用したホテル代の領収証を全て収集して、総勘定元帳に1つずつ丁寧に記帳していきます。

総勘定元帳へのホテル代の記入例

勘定科目「旅費交通費」を用意して、そこにホテル代を記入します。

 

法人でない限り、つまり、白色申告や青色申告をしている個人事業主は、全員、会計年度が1月1日~12月31日です。
ですので、会計年度が1月1日~12月31日という前提で話を進めます。

 

以下、ホテル代の総勘定元帳への簡単な記入例を示します。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 旅費交通費

1.19 ホテルルートイン 8,000
1月計 8,000 残高 8,000

3.10 東横イン 6,800
3.22 ホテルルートイン 8,000
3月計 14,800 残高 22,800

7.9 スーパーホテル 5,500
7月計 5,500 残高 28,300

12.24 ホテルリブマックス 4,500
12月計 4,500 残高 32,800

⇒今期末の残高 32,800円

消費税課税事業者の原則課税の方へ

消費税課税事業者かつ原則課税の方は、取引内容を帳簿に細かく書くことが義務付けられています。
詳しくは、『No.6497 仕入税額控除のために保存する帳簿の記載内容』を御覧ください。

 

よって、ホテル代の場合も、帳簿に、「いつ、何の用途で、どのホテルで宿泊した」のかを、総勘定元帳の適用欄に詳細に記入する必要があります。

 

以下、私の顧問税理士のアドバイスに基づいた書き方を紹介します。

~原則課税の方~

★総勘定元帳 記入例
勘定科目 旅費交通費
1.19 ホテルルートイン札幌駅前北口 物販業の取引先に出張する際に利用 8,000

※こちらは、あくまでも私の例です。もしみなさんが税理士を雇っているのでしたら、そちらの税理士の判断に従ってください。

青色申告でホテル代を経費計上する

青色申告の損益計算書の旅費交通費の欄に、総勘定元帳の旅費交通費の、今期末の残高を記入します。

青色申告の損益計算書の旅費交通費の欄にホテル代を記入

先程の総勘定元帳への記入例を使用して、青色申告の損益計算書に記入して見ましょう。

★総勘定元帳 記入例
勘定科目 旅費交通費
12月計 4,500 残高 32,800
⇒今期末の残高 32,800円

★青色申告の損益計算書の旅費交通費の欄にホテル代を記入

 

以上で、青色申告でのホテル代の計上は終了です。

青色申告で必要な書類は?

以下の3つの書類への記入が必要です。

確定申告書B 第一表、 第二表  添付書類台紙

 

この書類のPDFファイルは、『国税庁が公表している確定申告書B』にあります。

 

青色申告で確定申告をされる方も、白色申告で確定申告をされる方も、どちらも「確定申告書B」を使用します。
私の顧問税理士は、略して「申告書」と呼んでいます。

★所得税青色申告決算書(ここにホテル代を記入!!)

所得税青色申告決算書は、以下の3つの書類から構成されています。

青色申告の損益計算書(ここにホテル代を記入!!)

青色申告の減価償却費の計算書

青色申告の貸借対照表

 

この書類のPDFファイルは、『所得税青色申告決算書(一般用)【平成25年分以降用】』にあります。

 

ホテル代は、青色申告の損益計算書の旅費交通費の欄に記入します。

白色申告でホテル代を経費計上する

白色申告の収支内訳書の旅費交通費の欄に、総勘定元帳の旅費交通費の残額(今期支払ったホテル代の総額)を記入します。

白色申告の収支内訳書の旅費交通費の欄にホテル代を記入

先程の総勘定元帳への記入例を使用して、白色申告の収支内訳書に記入して見ましょう。

★総勘定元帳 記入例
勘定科目 旅費交通費
12月計 4,500 残高 32,800
⇒今期末の残高 32,800円

★白色申告の収支内訳書の旅費交通費の欄にホテル代を記入

 

以上で、白色申告でのホテル代の計上は終了です。

白色申告で必要な書類とは?

確定申告書B 第一表、 第二表  添付書類台紙

 

※国税庁が公表している『確定申告書B』から、PDFファイルが入手できます。

 

白色申告で確定申告をされる方も、青色申告で確定申告をされる方も、どちらの方も「確定申告書B」を使用します。
私の顧問税理士は、略して「申告書」と呼んでいます。

「確定申告書B」に添付する各種控除関係の書類

 

※国税庁が公表している『確定申告書B』から、PDFファイルが入手できます。

★収支内訳書(ここにホテル代を記入!!)

 

※国税庁が公表している『収支内訳書』から、PDFファイルが入手できます。

 

ホテル代は、収支内訳書の「旅費交通費」の欄に記入します。

ホテル代の経費の計上方法のまとめ

ホテル代を経費計上する場合、以下のステップを踏みます。

・総勘定元帳の旅費交通費欄にホテル代を1つ1つ丁寧に記入する

・青色申告の場合:青色申告の損益計算書の旅費交通費の欄に、総勘定元帳の旅費交通費の今期末の残高を記入する

・白色申告の場合:白色申告の収支内訳書の旅費交通費の欄に、総勘定元帳の旅費交通費の今期末の残高を記入する

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