本記事の対象者は、白色申告で確定申告をされている方です。

 

ここでは、収支内訳書への記入が終わっていることを前提にしています。
収支内訳書が完成した後、確定申告書Bへ記入する方法を紹介します。

 

何故確定申告書Bを使うのか

汎用性が高いからです。

 

確定申告書Bは、所得の種類如何によらず、どのような商売をやられている方でも、使用できるからです。
副業であろうと、専業であろうと、事業をやられている方は確定申告書Bを使用して確定申告を済ませます。

 

なお、税務署に開業届を提出して、個人事業主になった方は、強制的に確定申告書Bを使用することになります。

白色申告での確定申告の手順

白色申告で確定申告をやる場合、以下の手順を踏みます。

① 白色申告の帳簿を作成

白色申告でも帳簿を作成する必要があります。

 

国税庁HP『No.2080 白色申告者の記帳・記録保存制度』には、以下のように書かれています。

青色申告者については、一定の要件を備えた帳簿書類を備え付け、記録し、保存するよう定められていますが、白色申告者に対しても、記帳制度や記録保存制度が設けられています。

 

帳簿のレベルですが、簡易な方法で良いとされています。
国税庁HP『No.2080 白色申告者の記帳・記録保存制度』には、以下のように書かれています。

記帳に当たっては、一つ一つの取引ごとではなく日々の合計金額をまとめて記載するなど、簡易な方法で記載してもよいことになっています。

 

「簡易な方法で記載してもよい」と、甘いことを言っていますね。
しかし、私の顧問税理士曰く、売上が多い方は、白色申告であっても、帳簿をきちんと作成していないと、税務調査で相当突っ込まれるそうです。

 

ですので、ここは、税務調査に耐えうる、完璧な帳簿を作りましょう。

 

私は、複式簿記である「総勘定元帳」でやっています。

② 収支内訳書を作成する

帳簿が完成しましたら、後は帳簿の各勘定科目の今期末の残高を、収支内訳書の対応する各勘定科目欄に書き写して終わりです。

 

帳簿さえしっかり作っておけば、ここは非常に簡単に出来ます。
要は、帳簿の作成が山なのです。

 

また、このステップですが、本ブログで多数紹介しています。
白色申告の方は、本ブログの『白色申告の記事カテゴリー』を御覧ください。

③ 収支内訳書の金額を確定申告書Bに書き写す

本記事のテーマです。

 

収支内訳書への記入が終わりましたら、収支内訳書に書かれている金額を、確定申告書Bの対応する項目に書き写して終わりです。

 

次のコーナーにて、収支内訳書から確定申告書Bへの記入方法を紹介します。

白色申告で確定申告書Bへの記入手順

まず、こちらの収支内訳書の見本を御覧ください。

 

こちらの収支内訳書を記入していきます。以下に、記入例をお見せします。下記の部分の金額を使用して、確定申告書Bに記入していきます。

 

確定申告書Bの見本は、こちらになります。

 

収支内訳書に記されている情報から、確定申告書Bの以下の4つの項目を埋めることが出来ます。

・確定申告書Bの収入金額等欄の事業欄の営業等

・確定申告書Bの収入金額等欄の雑欄のその他

・確定申告書Bの所得金額等欄の事業欄の営業等

・確定申告書Bの所得金額等欄の雑欄

それぞれの項目を、収支内訳書に記入された金額を基にして、埋めていきましょう。

収入金額等欄の事業欄の営業等:確定申告書B

 

確定申告書Bの収入金額等欄の「事業 営業等」の項目は、収支内訳書の「収入金額」の項目の合計欄の金額を使用して、埋めます。

確定申告書Bに事業で付けると個人事業税を取られる

確定申告書Bの「事業 営業等」の項目に記入すると、事業税を取られます。

 

例えば、物品販売業の個人事業税の計算式は以下のとおりです。

個人事業税 =(年間総売上 – 必要経費 – 専従者給与等 – 290万円)× 5%
参考元)『北海道庁総務部税務課HP 個人事業税

 

仮に、確定申告書Bの「事業 営業等」の項目に、「57,475,834」と記入すると、個人事業税の金額は以下の通り、約180万円になってしまいます。

個人事業税 =(年間総売上 – 必要経費 – 専従者給与等 – 290万円)× 5%
=(57,475,834円 – 19,129,067円 – 0 – 2,900,000円)×5%=1,772,338円(約180万円)

個人事業税を回避する方法は、「雑」で付けることです。

青色申告ですと強制的に「事業 営業等」で付けることになりますが、白色申告の場合は生活できるレベルの売上を毎年出していなければ「雑」で付けることが出来るでしょう。

収入金額等欄の雑欄のその他:確定申告書B

 

確定申告書Bの収入金額等欄の雑欄のその他の項目は、収支内訳書の「収入金額」の項目の合計欄の金額を使用して、埋めます。

個人事業税は「雑」で付けると回避出来る!

個人事業税は、確定申告書Bの収入金額等欄の雑欄のその他の項目に記入すると、回避できます。

 

しかし、事業で継続的に収入がある方や、税務署に開業届を提出して個人事業主になった方は、「雑」で付けることは出来ません。

所得金額等欄の事業欄の営業等:確定申告書B

確定申告書Bの所得金額等欄の「事業 営業等」の項目は、収支内訳書の「所得金額」の項目の合計欄の金額を使用して、埋めます。

 

確定申告書Bの収入金額等欄の「事業 営業等」の項目に記入している場合、強制的に、確定申告書Bの所得金額等欄の「事業 営業等」の項目に記入することになります。

所得金額等欄の雑欄:確定申告書B

 

確定申告書Bの所得金額等欄の「雑」の項目は、収支内訳書の「所得金額」の項目の合計欄の金額を使用して、埋めます。

 

確定申告書Bの収入金額等欄の「雑 その他」の項目に記入している場合、強制的に、確定申告書Bの所得金額等欄の「雑」の項目に記入することになります。

 

以上で、白色申告での確定申告書Bへの記入は終了です。

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