事業で車両運搬具を導入している場合、毎年「自動車税」を支払う義務があります。

 

この自動車税ですが、経費として計上できます。

 

勘定科目は、租税公課です。

 

ただし、全額経費計上することは出来ません。

自動車税を按分割合で按分した後の金額を、租税公課として経費計上します。

 

本記事では、自動車税の帳簿への記帳方法と、確定申告のやり方を、白色申告と青色申告、両方に対応できるように紹介します。

 

帳簿は、総勘定元帳を使用します。

 

やり方を、ここでざっくりと紹介します。

 

まず、今期発生した自動車税の領収証を収集します。

そして、それらを総勘定元帳の、勘定科目が租税公課の欄に、1つ1つ丁寧に記帳します。

最後に、按分割合を乗じて、今期の租税公課の残額を算出します。

 

総勘定元帳への記帳が終わりましたら、後は、青色申告と白色申告それぞれの書類に記入して終わりです。

 

青色申告の場合は、青色申告の損益計算書の租税公課の欄に自動車税を記入します。

白色申告の場合は、白色申告の収支内訳書の租税公課の欄に自動車税を記入します。

 

以下、順を追って説明していきます。

 

自動車税を総勘定元帳の租税公課欄に記帳する

今期納税した自動車税の領収証を全て収集して、総勘定元帳に1つずつ丁寧に記帳していきます。

 

最後に、按分割合を乗じて、今期の租税公課の残額を算出します。

総勘定元帳への自動車税の経費の記入例

総勘定元帳に、勘定科目「租税公課」を用意して、そこに自動車税を記入していきます。

 

法人でない限り、つまり、白色申告や青色申告をしている個人事業主は、全員、会計年度が1月1日~12月31日です。

 

ですので、会計年度が1月1日~12月31日という前提で話を進めます。

 

以下、自動車税の総勘定元帳への簡単な記入例を示します。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 租税公課
5.6 札幌道税事務所 自動車税(札幌330あ0000) 39,500
5月計 39,500 残高 39,500

12.31 租税公課(自動車)按分割合90% 3,950
決算月計 3,950 残高 35,550

⇒今期末の残高 35,550円

この今期末の残高を、確定申告で使用する書類に記入していきます。

 

青色申告の場合は、青色申告の損益計算書の租税公課の欄に記入します。

白色申告の場合は、白色申告の収支内訳書の租税公課の欄に記入します。

青色申告で自動車税を経費計上する

青色申告の損益計算書の租税公課の欄に、総勘定元帳の勘定科目が租税公課の今期末の残高を記入します。

青色申告の損益計算書の租税公課の欄に自動車税を記入

先程の総勘定元帳への記入例を使用して、青色申告の損益計算書に記入してみましょう。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 租税公課

5.6 札幌道税事務所 自動車税(札幌330あ0000) 39,500
5月計 39,500 残高 39,500

12.31 租税公課(自動車)按分割合90% 3,950
決算月計 3,950 残高 35,550

⇒今期末の残高 35,550円

 

★青色申告の損益計算書の租税公課の欄に自動車税を記入

 

以上で、青色申告での自動車税の計上は終了です。

青色申告で必要な書類は?

以下の3つの書類への記入が必要です。

確定申告書B 第一表、 第二表  添付書類台紙

 

この書類のPDFファイルは、『国税庁が公表している確定申告書B』にあります。

 

青色申告で確定申告をされる方も、白色申告で確定申告をされる方も、どちらも「確定申告書B」を使用します。

 

私の顧問税理士は、略して「申告書」と呼んでいます。

★所得税青色申告決算書(ここに自動車税を記入!!)

所得税青色申告決算書は、以下の3つの書類から構成されています。

青色申告の損益計算書(ここに自動車税を記入!!)

青色申告の減価償却費の計算書

青色申告の貸借対照表

 

この書類のPDFファイルは、『所得税青色申告決算書(一般用)【平成25年分以降用】』にあります。

 

自動車税は、青色申告の損益計算書の租税公課の欄に記入します。

白色申告で自動車税を経費計上する

白色申告の収支内訳書の租税公課の欄に、総勘定元帳の勘定科目が租税公課の今期末の残高を記入します。

白色申告の収支内訳書の租税公課の欄に自動車税を記入

先程の総勘定元帳への記入例を使用して、白色申告の収支内訳書に記入して見ましょう。

★総勘定元帳 記入例

勘定科目 租税公課

5.6 札幌道税事務所 自動車税(札幌330あ0000) 39,500
5月計 39,500 残高 39,500

12.31 租税公課(自動車)按分割合90% 3,950
決算月計 3,950 残高 35,550

⇒今期末の残高 35,550円

 

★白色申告の収支内訳書の租税公課の欄に自動車税を記入

 

以上で、白色申告での自動車税の計上は終了です。

白色申告で必要な書類とは?

確定申告書B 第一表、 第二表  添付書類台紙

 

※国税庁が公表している『確定申告書B』から、PDFファイルが入手できます。

 

白色申告で確定申告をされる方も、青色申告で確定申告をされる方も、どちらの方も「確定申告書B」を使用します。

 

私の顧問税理士は、略して「申告書」と呼んでいます。

「確定申告書B」に添付する各種控除関係の書類

 

※国税庁が公表している『確定申告書B』から、PDFファイルが入手できます。

★収支内訳書(ここに自動車税を記入!!)

 

※国税庁が公表している『収支内訳書』から、PDFファイルが入手できます。

 

自動車税は、収支内訳書の「租税公課」の欄に記入します。

まとめ:自動車税の経費計上のやり方

自動車税を経費計上する場合、以下のステップを踏みます。

 

・総勘定元帳の保険料欄に自動車税を1つ1つ丁寧に記入する

・青色申告の場合:青色申告の損益計算書の租税公課の欄に、総勘定元帳の租税公課の今期末の残高を記入する

・白色申告の場合:白色申告の収支内訳書の租税公課の欄に、総勘定元帳の租税公課の今期末の残高を記入する

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